もともとフランスを原産地とした品種と言われ、Piemonteをはじめとする北イタリア(他はLiguriaとValle d'Aosta)で多く栽培される。
早熟という特性があるため、Nebbioloが育ちにくい日照不足や冷涼な地域でよく栽培される。
ワインはルビー色で、酸味が少なくタンニンが多い。若飲みタイプのワインが多いが、造り方によっては熟成タイプにもなる。
D.O.C.G.は以下の3つ。
Dolcetto di Ovada Superiore [ドルチェット・ディ・オヴァダ・スペリオーレ] 2008
OvadaはPiemonte東南の丘陵で、Dolcettoの生産地としてはもっとも東に位置する。砂やシルト岩を含む埴壌土(粘土を37.5~50%含む)。ワインはDolcetto100%で、しっかりした構成を持つ長熟タイプが多く、10年以上の熟成可能な年もあるが、近年は若飲みタイプも造られる。オーク樽による熟成を行っている生産者が多く、タンニンが柔らかで、口当たりは滑らか。
Dolcetto di Diano d'Alba [ドルチェット・ディ・ディアーノ・ダルバ] 2010
Albaの南側の地区で、最初に公認されたDolcettoの葡萄園。Dolcetto100%で、Dolcettoの中では熟成にも向く。
Dogliani [ドリアーニ] 2011
Dolcettoの起源はDoglianiにあり、1500年代からすでに植えられていたと言われる。ワインはDolcetto100%で造られ、他の地域に比べ長期熟成のものが多く、やや甘く重厚で香り高い味わい。
アルコール度数が高くタンニンも豊富に含まれており、肉料理や脂肪分の多い料理によく合う。
もともと2005年に、Dogliani / Dolcetto di Dogliani SuperioreがD.O.C.G.に昇格していたが、2011年に、Dolcetto di DoglianiとDolcetto delle Langhe Monregalesの2つのD.O.C.が加わった。