2018年11月2日金曜日

ピエモンテのDOCG|バルベーラ編

Barbera [バルベーラ]は、イタリアではSangiovese [サンジョベーゼ]に次いで2番目に多く栽培されている赤ワイン用ブドウ品種で、タンニンが少なく、酸味の強い色の濃い赤ワインとなる。
Piemonte [ピエモンテ]とLombardia [ロンバルディア]で多く栽培され、Piemonteではワイン総生産量の半分以上がこの品種。

Barberaを使ったワインで代表的なのは、D.O.C.のBarbera d'Alba [バルベーラ・ダルバ]
産地はAlbaを中心とするLanghe地方で、LangheはBaroloやBarbarescoの生産地でもあるため、BarberaはNebioloと共に植えられることが多く、Barberaを主体としつつNebioloを加えることが認められている。
オークの小樽で熟成される傾向があり、ボディのしっかりした長熟のものが造られる。

D.O.C.G.は以下の3つ。

Barbera d'Asti [バルベーラ・ダスティ] 2008

Torinoの東にあるAsti周辺の粘土石灰質の土壌で生産される。生産地区分は近隣のBarbera del Monferratoと入り組んでおり、一部重複するところもある。
85%以上がBarbera。Freisa [フレイザ]、Dolcetto [ドルチェット]、Grignolino [グリニョリーノ]の混醸が認められている。
チェリー、プラム、スミレといったアロマに、強い酸味を持ち、Barbera単独でのワインではタンニンはあまり感じられないが、DolcettoやNebioloなどと混醸し長期熟成することでほどよいタンニンを獲得する。

Barbera del Monferrato Superiore [バルベーラ・デル・モンフェッラート・スペリオーレ] 2008

Astiの東に位置し、シルトを含む石灰質土壌のMonferrato丘陵地帯で生産される。Barbera del MonferratoはD.O.C.だが、2008年にSuperioreのみD.O.C.G.に昇格。
Barbera d’Astiと同様に85%以上がBarberaで、Freisa、Dolcetto、Grignolinoの混醸が認められている。
プラムやチェリーに加え、ブラックペッパーを思わせるアロマに、バランスの取れた酸味を持つ。

Nizza [ニッツァ] 2014

もともとBarbera d'AstiはD.O.C.だったが、2000年ヴィンテージから、Barbera d'Asti D.O.C. Superiore のSottozana [サブ・ゾーン]として、Nizza [ニッツァ]、Tinella [ティネッラ]、Colli Astiani [コッリ・アスティアーニ]の3つが指定された。
2008年にBarbera d'AstiがD.O.C.G.を獲得し、2014年に、ついにNizza単独でのD.O.C.G.が認定された。
Nizzaを名乗れるのは、Barbera d'Astiを生産する169の村のうち、Nizza Monferratoの18の村で造ったもののみ。

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